ストーリー
東京でネットカフェ暮らしをする貧困女性のシホ。
ある日、街角で初対面の占い師に「あんた、25年前にも来たね」と言われる。
それはいったい誰だったのか?そのふとした疑問をきっかけに、彼女の「常識」が全て覆される事態に発展していき・・・
自分と瓜二つの人間が25年前にいた? その真実を知ろうとした時、今までの「自分」が崩れ落ちる・・・。 自分はいったい「誰」なのか? 運命のいたずらに立ち向かう主人公を描くサバイバルストーリー!


2019年ゆうばり国際ファンタスティック映画祭のファンタスティック・オフシアター・コンペティション部門に正式出品された本作は、スペインで開催されたマドリード国際映画祭2019で最優秀外国語映画主演女優賞を受賞という快挙を成し遂げ、さらにアルゼンチンで開催されたブエノスアイレス・ロホサングレ映画祭2019にも正式出品作品として招待された。
プロデューサー・脚本・監督の三役を務めたのは、前作「数多の波に埋もれる声」と本作で、 ゆうばり国際ファンタスティック映画祭のオフシアターコンペティション部門に 2作品連続出品を遂げ、現在テレビCM、テレビドラマの監督としても活躍する宗野賢一。 数年かけて貯金した300万円を予算に完全自主制作で撮影された本作は、監督の映画愛と 独特の世界観に満ちた快作となった。
運命のいたずらに翻弄される主人公シホと25年前に失踪した女優・星乃よう子の二役を演じるのは映画「劇場版コード・ブルー」で末期がんの女性を“丸刈り”で演じるなど近年活躍の目立つ山谷花純。その繊細かつ大胆な感情表現は圧倒的な存在感を持って観客の心に飛び込んでくる。
さらにシホを取り巻く数々のクセのある登場人物たちを五味多恵子をはじめとする劇団青年座の個性的な俳優たちが演じている。
東京でネットカフェ暮らしをする貧困女性のシホ。
ある日、街角で初対面の占い師に「あんた、25年前にも来たね」と言われる。
それはいったい誰だったのか?そのふとした疑問をきっかけに、彼女の「常識」が全て覆される事態に発展していき・・・
自分と瓜二つの人間が25年前にいた? その真実を知ろうとした時、今までの「自分」が崩れ落ちる・・・。 自分はいったい「誰」なのか? 運命のいたずらに立ち向かう主人公を描くサバイバルストーリー!
1985年生まれ。
兵庫県出身。高校卒業後、アメリカに渡り、カリフォルニア州のチャップマン大学で映画制作を専攻。 人種差別問題を扱った卒業制作映画『There But Not There』(2010)がミシシッピ州のCrossroad Film Festival、ロードアイランド州のIvy Film Festival、サウスダコタ州のBlack Hills Film Festivalで公式上映され、好評を博す。Black Hills Film Festivalでは2010年度の最優秀学生映画のノミネート作品6本に選出される。
2010年に日本に帰国してから東映京都撮影所で助監督として『科捜研の女』『遺留捜査』『大岡越前』『刑事ゼロ』『Black Fox』など様々な作品に参加する。
2015年に自主制作映画『数多の波に埋もれる声』で長編映画監督デビューし、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭 2016 のファンタスティック・オフシアター・コンペティション部門に入選、公式上映される。
2019年には、ヤマザキビスケット「ルヴァンプライム」の「科捜研の女」バージョンの特別CMを3本監督したのち、ドラマ本編でも監督を務めている。
仙台市出身 東京を拠点に活動するシネマトグラファー
LAで映画撮影を学び、撮影助手/照明助手として活動。
帰国後、国内外の映画に撮影助手として,
"ナイト・トーキョー・デイ Map of the Sounds of Tokyo"(09スペイン/監督 イザベルコイシェ)
"Memories Corner"(11フランス/監督 オードレイ・フーシェ)"ペタルダンス"(13日本/監督 石川寛)などに参加。
撮影として"数多の波に埋もれる声"(17日本/監督 宗野賢一)、"She's just a shadow"(16アメリカ/監督アダム・シャーマン/Bカメラ)などがある。本作品は宗野監督との2作目となる。
1978年生まれ、奈良県出身。学生時代にロサンゼルスで学び、帰国後は主にCM映像に関わる。2011年から藤井稔恭氏に師事し、"そして父になる"(2013年)、"海街ダイヤリー"(2015年)、"三度目の殺人"(2017年)などの多くの是枝作品に携わる。現在もCM・映画問わず幅広く手がける。
1971年 東京都出身 日本大学芸術学部を経て放浪後、音楽制作の経験からサウンドエンジニアへ転身。 映画、コマーシャル等の録音を多数行い2009年カンヌ映画祭録音賞にノミネートされる。 海外と日本の合作映画ドラマを多数録音し2018年にはアメリカのエミー賞録音部門、2019 Cinema Audio Society Awordを受賞。また音楽制作におけるプロデュース、エンジニアとして関わった作品も多数。 主な作品は2018 “モーツァルト イン ザ ジャングル シーズン4” Amazon TV 2016 “杉原千畝” (映画) 2014 ”ジャッジ”(映画)など。
ベネズエラ出身、ロサンゼルス在住。
これまでに数々のインディーズ映画の作曲を手掛け、Family Guy(FOX)、American Dad(FOX)などのアメリカのネットワークテレビ番組への楽曲提供、Red Bull Air Race、Aramcoなど企業広告用の音楽制作にも携わる。自身の音楽活動としても2枚のアルバムをリリースするほか、バークリー音楽大学のオンライン講座のインストラクターを務めるなど活動の場は広範である。
1981年滋賀県生まれ。大阪芸術大学舞台芸術学科を卒業後、2006年に劇団青年座・演出部に入団。以降、幅広いジャンルの舞台で舞台美術家として活動中。
2014年「夜明けに消えた」で第41回伊藤熹朔賞・新人賞を受賞。主な作品に「DNA」(宮田慶子演出)、「安楽病棟」(磯村純演出)、「改訂版・埒もなく汚れなく」(瀬戸山美咲演出)、「だいすけお兄さんの世界迷作劇場」(岸本功喜演出)、「HEY!ポール!」(山田能龍演出)などがある。
1990年生まれ、青森県出身。自ら監督した「これでいい気がしてきた」(16)が2016年したまちコメディ映画祭コンペノミネート。これまで編集助手として携わった映画に「プリンシパル」(18/監督・篠原哲雄)、「春待つ僕ら」(18/監督・平川雄一朗)、「機動戦士ガンダムNT」(18/監督・吉沢俊一)「劇場版シティハンター<新宿プライベートアイズ>」(19/監督・こだま兼嗣)「長いお別れ」(19/監督・中野量太)などがある。本作で編集技師デビュー。
1966年生まれ、広島県出身。
1990年より2年間のアシスタント後、フリースタイリストとして活動開始。TV-CMを中心にポスター、カタログ等広告全般のスタイリング。ミュージッククリップ、CDジャケット等アーティストやタレント関係のスタイリング。ファッション紙等の雑誌関係。
映画は、「非女子図鑑」(2009/監督 オースミユーカ)「数多の波に埋もれる声」(2016/監督 宗野賢一)などがある。
ジャンルにこだわる事無く幅広い活動をしている。
東京都出身カネボウ化粧品入社後 矢野氏に師事し ヘアメイクとして多数のCMとタレント作品に携わる 主な作品は『ruffles hotel』(89/監督 村上龍)、江口カン監督の『NHK真田十勇士』(2016)、『龍が如く』(2016)、『ガチ星』(2018)などがある。主なCM作品は『花王』『FANCL』『DHC』『スニッカーズ』『Gramblue Fantasy』などがある。
1996年12月26日生まれ、宮城県出身。
2007年、エイベックス主催オーディションに合格し、12歳で女優デビュー。
映画『告白』『船を編む』『劇場版コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』、NHK連続テレビ小説『あまちゃん』、ドラマ『ファーストクラス』などに出演。2月公演の舞台『ヘンリー八世』に出演が決まっている。
1994年生まれ、長野県出身
劇団青年座研究所41期卒。今作品が映画デビュー作となる。
劇団青年座公演「旗を高く掲げよ」(17/ロッテ役)「断罪」(17/玉城恵令奈役)「残り火」(18/藤田菜奈役)などに出演。
1979年生まれ 埼玉県出身
映画「GANTZ PERFECT ANSWER」(11/監督·佐藤信介)「ノアの箱車」(13/監督·橋本一 主演)「龍三と七人の子分たち」(15/監督·北野武)「新宿スワン」(15/監督·園子温)「グッドモーニングショー」(16/監督·君塚良一)「海賊と呼ばれた男」(16/監督·山﨑貴)などに出演。
1952年生まれ、東京都出身
映画「釣りバカ日誌19」(08/監督·朝原雄三)「母べえ」(08/監督·山田洋二)「東京にきたばかり」(12/監督·ジャン·チンミン)「葛城事件」(16/監督·赤堀雅秋)「クジビキ」(17/監督·奥秋泰男)「いぬやしき」(18/監督·佐藤信介)
などに出演。
1981年生まれ 神奈川県出身
2007年に舞台で俳優としてデビュー後、映画・ドラマ・CMなど出演する他、モデルとしても活動中。
2014年生まれ 東京都出身
一歳の時オムツのCMでデビュー。CM出演や広告モデルなど多数。3歳の時映画初出演となる本作に参加。他出演作『こども食堂にて』など。
1990年生まれ、大阪府出身。12年、演劇制作体V-NETに入団後、同年、ラビット番長『消える魔球』にて舞台初出演。以降、舞台を中心に活動中。客演として外部の団体にも積極的に出演している。
※上映劇場が変更となる場合がありますので、
鑑賞の前に必ず各劇場にご確認ください。
地域 | 劇場 | 電話番号 | 公開日 | 備考 |
---|---|---|---|---|
東京都 | UPLINK渋谷 | 03-6825-5503 | 2020年2月7日(金) | 初日舞台挨拶 (山谷花純、宗野賢一監督ほか) |
愛知県 | 名古屋シネマスコーレ | 052-452-6036 | 2020年3月14日(土)-20日(金) | |
大阪府 | 大阪シネ・ヌーヴォX | 06-6582-1416 | 2020年8月15日(土)-28日(金) | |
京都府 | 京都みなみ会館 | 075-661-3993 | 2020年9月18日(金)ー10月1日(木) | 9/18.19舞台挨拶 (宗野賢一監督) |
コメント
硬質で嘘にまみれた世の中も、宗野監督が切り撮ると美しく優しさに溢れる世界に変わる。映画と僕らの世界を繋ぐレンズになるのは山谷花純の目だ。その目を見ると、世界と人を、そして自分をもう一度信じたくなる。たくさんの人に見て欲しい映画です。
白石和彌監督『ひとよ』